2020年3月7日放送分 滋賀経済NOW
今回は日本で唯一、手織りで「真田紐」を作る「幸道庵」に注目!東近江で受け継がれてきた伝統工芸品であり、戦国武将・真田幸村が考案したと伝えられている真田紐。経糸と横糸を編むことで作られ、伸びにくく非常に丈夫なことから、戦国時代は刀や鎧兜の武具に用いられ、その後、帯締めや茶器、贈答品などを納める桐箱をまとめる紐として用いられてきた。
およそ65年に渡りこの真田紐を織ってきたのが、90歳の西村幸さん。幸さんが作る真田紐は、茶道の各流派、宮内庁、寺社仏閣、さらに正倉院にも納められてきた。機械織りが主流となる中、幸さんが貫くのは「手作業」。織るのに半月から1ヶ月もの時間がかかるという。今や全国でただ一人、手織りで真田紐を織っている。
そんな幸さんの長女・操さんは、仕事を辞め、その技術を継承することを決意。母娘二人三脚で取り組むようになって、展示会や実演販売会などに出向くことも多くなった。多くの人に真田紐を手に取ってもらい、手織の質を感じ取ってもらうことが、幸さんのやりがいに。母娘の「未来に託したい手織真田紐への想い」とは。
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