若い世代にも支持を得ている「新之助上布」の世界!彦根市町の『大西新之助商店』【滋賀経済NOW】2021年8月14日放送
彦根市新海町の「大西新之助商店」。
戦後から上質な近江上布を世に送り出してきました。
鎌倉時代に彦根藩に上納され、江戸時代には近江商人たちが全国に売り歩き、「近江上布」という名で知られるようになりました。
そんな伝統ある近江上布ですが二代目店主、大西實(みのる)さんは、近江上布とは一線を画す「新之助上布(じょうふ)」というブランドを立ち上げました。
大西さんは、何年も前からライフスタイルの変化で衰退する着物業界に危機感を持っていました。
すべて手作業で出来上がる最高級品は30万円以上と高額になってしまいます。若い年齢層が気軽に購入できる価格ではありません。
「伝統的工芸品だから、何でも手でやるというのは違う。機械でやれることは機械でやって、お客さんの手に取りやすいものを作りたい」と大西さんは言います。
近江上布の伝統的な技術や知識を織り込みながら、生産性も高い機械織りを導入することで、価格も最低で3万円くらいを実現させました。
デザインも独特の風合いやモダンな色づかいなどにこだわり、全国に多くのファンを持つようになりました。
滋賀県文化奨励賞も受賞した大西さんですが、伝統を大切にしながらも、それに縛られることはありません、着物の魅力を大西流で伝えているのです。注目です。
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