2020年3月28日放送分 滋賀経済NOW
【BIZラボ】
1997年創業、東近江市市辺町(いちのべちょう)にある有限会社グローバルアーツは、内装工事を中心に住宅や店舗の新築・増改築などの事業展開を行っています。分業が多い建築工事では珍しく、エンドユーザーのニーズに合わせて、プランニングから施工までトータルプロデュースを行う内装仕上げ工事の会社です。独創的な事業展開には吉見千春代表の夫で、会長を務める創業者、吉見弘美さんの存在がありました。
吉見弘美会長は開発者・技術者でもあり、現場のノウハウを生かして数多くの新製品を開発してきました。現在、研究・開発に最も力を入れているのが「音」。工場や製作所の騒音を軽減する静音ブースです。番組では静音ブースの体験モデルを案内してもらいました。さらに騒々しい場所で静かな空間を作るという新しいプロジェクトも進行中です。
Station Spotと名付けられた個人用ブースは、空港・駅・商業施設などを販売ターゲットとして、最終の調整を行っています。
開発力・技術力で他社と一線を画すグローバルアーツ。様々な製品と取り組みで存在感を示してきましたが、その先には世界をターゲットにした強い思いがあります。あまり触れる機会の少ない「静音」事業やその発想力から、ビジネスヒントを探ります。
【BIZログ】
今回のテーマは「知的資産経営」。特許やノウハウなどを「知的財産」と言い、知的財産と共に人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えないものを含んだ資産のことを「知的資産」と言います。そして、本来備わっている知的資産を認識し、有効に組み合わせて活用していくことで収益につなげる経営を「知的資産経営」と呼びます。
経営者をはじめ社内の方も、自分たちの会社で普段行っていることを当たり前と思って、強みや特色と感じていないことって多いかも知れません。「知的資産」は目に見えない、見えにくい経営資源です。解説コメンテーター荻窪輝明の解説に大注目です!
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